TOP山本製作所ライスセンターの特長

山本製作所ライスセンターの特長


山本製作所ライスセンターの特長

農業資材や燃料価格の高騰、異常気象による農作物の収量・品質への影響、働き手である農業従事者の減少など、農業を取り巻く環境は厳しさを増しています。私たちは、担い手の皆様がこれらの課題を解決する一助となるべく、「儲かる農業」「持続可能な農業」の実現に貢献できるライスセンターを提案しています。


「儲かる農業」

サポート

継続的な低コスト

山本ライスセンターは、お客様ごとに異なるニーズに合わせた最適な提案ができるような柔軟性を備えながら、長年に渡る豊富な実績をもとに標準化・共通化が進められています。そのため、コストを抑えられることはもちろん、多くの部品や消耗品は即納可能で、万が一のトラブルの際にもライスセンターの稼働を長期間止めることがありません。また、お客様の中長期計画を伺い、将来の増設や入替を考慮した設計・提案を行っていますので、先々必要となるコストが読みやすいというメリットがあります。
その他、建屋の軒高を低くすることで建築コストを抑えられる放冷タンクCTシリーズや、集塵に関わるコストや手間を削減できる乾燥機用乾式集塵機ゴミトルネードなど、独自の低コスト提案が可能です。

様々な穀物への対応

売上拡大やリスク分散のため、今後も転作作物に取り組む生産者様は増えることが予想されます。山本ライスセンターは、荷受から乾燥調製まで汎用機器を豊富にラインナップ。米・麦・大豆・そば・子実コーンや雑穀など、汎用施設の実績も豊富です。また、コンタミを防止するため、昇降機や乾燥機など各機器において、穀物切替時の清掃が簡単にできるように設計しています。

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「持続可能な農業」

サポート

少人数で管理できる仕組みづくり

山本ライスセンターは、オペレーターが乾燥調製作業に集中できるように、様々な詰まり防止策を提案しています。例えば各部にセンサを設けることで、回転灯やブザーで異常をお知らせしたり、前工程の機械を自動停止させることで詰まりを防ぐことが可能です。また、シンプル設計のレイアウトは、シニアや女性でも操作しやすく、操作ミスによるコンタミなど品質事故のリスクを低減します。
その他、柔軟な荷受計画を可能にする累積撹拌乾燥貯留装置スタアデポや、乾燥機や籾摺機の遠隔確認・設定変更が可能なYCAS、わずか4分で1トン計量できるフレコンスケールなど、独自の省力化提案が可能です。

安全は全てに優先する

山本ライスセンターでは、「安全は全てに優先する」という考えのもと、プラントメーカーとしの厳しいチェック項目に基づき安全設計・安全工事に取り組んでいます。乾燥機や昇降機上部の点検歩廊や点検ステージ、保護輪付きハシゴ、駆動部の全面カバーなど、より安全な作業環境を提案します。
山本独自のライスセンター試験制度や社員教育の充実により、担当者の運転指導やアフターメンテナンスも万全です。

良好な作業環境

持続可能な農業を実現するためには、そこで働くオペレーターにとって安全であることはもちろん、清潔で快適な作業環境が欠かせません。山本ライスセンターでは、荷受の除塵フードや集塵室、昇降機下部へのエア配管や、掃除用のエア配管・クリーナー配管等の提案で、お客様の良好な作業環境づくりをサポート。これらの提案は、必要な吸気・排気量の計算ができる営業担当が責任をもって行いますのでご安心ください。
また、オペレーターが無理なく働けるように、8~17時までの作業時間で終えられるような施設を提案しています。

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山本製作所の強み

提案力

独自のライスセンター試験の導入で知識力と技術の向上

ライスセンターの新設・改善にあたり、「あの時、ああしておけばよかった」「もっとココをこうしていたら…」と後悔しないために最も重要なのが、”建てた後の作業状況を詳細にイメージし、正確に図面に反映すること”です。これには、打ち合わせを行う当社営業担当の熱意はもちろん、お客様と一緒に未来の作業状況を詳細に渡って考えられるだけの知識と経験が必要だと私たちは考えています。

そのため、当社では、営業担当一人ひとりが「お客様の頼れるビジネスパートナーになる」という目標のもと、2015年から独自のライスセンター試験制度を導入。「建設するにあたり、必要となる法律知識を有しているか」「対象面積や処理量に対して、適切な製品の提案ができるか」などの基本的な内容から、「最適なシュート部品の取り付け角度やガラリ面積などの計算が正確にできるか」「完成後のお客様の暮らしを考えて、今提案できることはなにか」など、さまざまな審査項目を設けています。

最上位(2023年12月時点)であるライスセンターアドバイザー試験においては、ベテラン社員がお客様役を務め、約1時間にわたってロールプレイング式の試験を行います。お客様役のベテラン社員はあえて表面的な要望しか伝えません。この場では、お客様の潜在的な要望を引き出す力が試されます。
現在、一定の経験があり部門長に認められた営業担当だけがライスセンターアドバイザー試験を受験することができます。そして、その合格率は約20%。社内試験だからといってやさしいものではありません。

私たちは今後もライスセンターのプロとして、ライスセンターに関する知識や経験を高める教育制度を拡充し、ライスセンターの新設・改善にあたり「山本製作所と一緒にライスセンターを建てて良かった」と思っていただけるようなご提案を心がけてまいります。

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信頼の実績

1970年(昭和45年)より当社が手掛けてきたライスセンターは、全国で約1,500件以上にのぼります。多くのお客様に変わらずご支援・ご支持いただき、おかげさまで2022年度はライスセンターの新設約30件超、既存ライスセンターの改善約120件超を実施しました。
近年、経営安定化のため、麦・大豆・そば・コーンなど転作作物に取り組む生産者様が増えております。当社では1976年から大豆製品の販売を開始し、2022年には業界に先駆け、初めてコーン乾燥標準搭載の汎用穀物乾燥機を販売いたしました。当社では籾専用のライスセンターはもちろん、汎用施設の実績も多数ございます。お気軽にご相談ください。




豊富な製品ラインナップ

ライスセンターの新設・改善にあたり、お客様が求める内容はさまざまです。そのため、荷受けから出荷までお客様のご要望に合った製品が必要になります。現在当社のライスセンター関連に関する製品は100種類以上。そのなかには、自社製品だけではなく協力メーカーの製品も含まれています。処理能力・価格・大きさなど自社製品にこだわらず、お客様にベストなご提案ができるよう、豊富なラインナップを取り揃えております。

穀物乾燥機

「乾燥機の山本」と言われ、1984年から業界トップクラスの販売台数を誇る穀物乾燥機は、山本製作所を代表する製品です。最新の穀物乾燥機「ウィンディビルドシリーズ」では、業界で初めてAI(人工知能)を搭載。AIが穀物の状況を見ながら水分ムラを抑えるプログラムや乾燥終了時刻をより精密に導き出します。また穀物を効率よく乾燥することで、乾燥速度は上がっても灯油・電気の使用量を抑え、経済的で地球にもやさしい乾燥機の開発を続けております。

穀物乾燥機
山本遠隔確認システム:YCAS(ワイキャス)

山本遠隔確認システム「YCAS」は、お手持ちのスマホやタブレットで、乾燥機や籾摺機の稼働状況を遠隔確認・設定変更できるシステムです。乾燥機や籾摺機の稼働状況がスマホやタブレットでリアルタイムに確認できるため、離れた場所でも安心。大規模農家専用オプション「集中管理システム」では、設定変更だけでなく運転のON/OFFも可能です。YCASはランニングコストがかからず、初期費用のみの投資で導入可能です。※通信費は別途発生します。

山本遠隔確認システム:YCAS(ワイキャス)
放冷タンク:CTシリーズ

山本独自の乾燥機型の放冷タンクCTシリーズは、昇降機を標準装備。穀物を下から張込み、上から排出できるため、建屋の軒高を抑えることができます。そのため、建屋の建築コストを抑えることが可能です。

放冷タンク:CTシリーズ
関連製品
乾燥機用乾式集塵機:ゴミトルネード

ゴミトルネードは、山本独自のトルネード式集塵機構により、乾燥機の送風機と排塵機のゴミ・ホコリを1台でまとめて集塵可能。乾式にもかかわらずトップクラスの集塵性能を実現しました。また、水を使用しないため、汚泥を掃除する手間やにおいの問題はありません。ゴミやホコリはフレコンに貯留されるため処理も簡単です。

乾燥機用乾式集塵機:ゴミトルネード
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対応力

当社ではライスセンターの他、精米事業も行っており各事業のスペシャリストや一級建築士が在籍しています。そのため、全国のライスセンター実績をもとにした様々な提案はもちろんのこと、精米工場の経験・知識を活かした提案ができる場合がございます。また、各営業所にライスセンター事業に特化した担当が在籍しているため、よりスピーディに正確にお客様の疑問や課題を解決いたします。
お客様と直接お話しさせていただく営業担当は、日頃からライスセンターの対応だけではなく各製品の販売、メンテナンスも行っています。製品を知り尽くしている営業担当だからこそ、万が一のトラブルも迅速に対応いたします。


ライスセンター
(共同乾燥調製施設)とは

ライスセンターとは、コンバインで収穫した生籾について、「荷受」から「乾燥」「籾摺(もみすり)」「選別」「出荷」まで一貫して行う乾燥調製施設です。穀物乾燥機・調製機器・出荷設備などで構成され、一連の作業を効率的に行うことができます。よく似た施設にカントリーエレベーターがありますが、カントリーエレベーターはライスセンターに貯蔵設備が加わり、より大型になったものと言えます。
ライス(米)センターと呼ばれますが、導入する機器によって麦・大豆・そば・コーンなど米以外の穀物を乾燥調製できることも特長の1つです。お米を例にした場合、刈り取り・脱穀した生籾を荷受し、一定の水分まで乾燥して保存性を高めた後、籾摺(もみすり)・選別を行い、計量出荷します。

荷受けの様子

乾燥の様子

籾摺りの様子

選別調製の様子(色や粒の大きさで分けたり石を抜きます)

出荷の様子

自作穀物の他にも受託された穀物の乾燥調製を行ったり、
精米まで行う施設や直接消費者へ米を販売している施設もあります。




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