導入事例 - 山本製作所 環境関連機器事業

10年越しで見つけた簡便なプラスチック材質判別装置。良質なRPF製造に役立っています。

用途

RPF固形燃料へのPVC(塩ビ)混入防止など

業種:リサイクル業者

導入製品:プラスチック材質判別装置 ぷらしる

型式:PI-100

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山形県でリサイクル型解体事業・廃棄物リサイクル事業に取り組む同社では、各事業所から排出される「廃プラスチック類」および「紙くず」等を圧縮加工しRPF固形燃料を製造しています。良質なRPFを製造するためには、PVC(塩ビ)などハロゲンを含む原料を混ぜないことが重要です。しかしながら、見た目だけでプラスチックの材質を判断することは難しく、かつては銅パイプを使った炎色反応で選別作業を行っていましたが、現場作業者の手間がかかるという問題を抱えていました。また、燃焼ガス吸引による健康上のリスクも懸念されます。

そのため、同社ではPVCを判別できる機器を探していましたが、市場には蛍光X線分析計を活用した高額な機器しか存在していませんでした。同社の担当者様曰く「低価格で簡便な機器が無いか、10年以上探していた」そうです。そんな時に目にしたのが業界紙に掲載された「ぷらしる」の紹介記事。誰でも、どこでも、簡単に使うことができ、他社機の数分の一の価格で導入できることが決め手となりました。

同社の担当者様曰く「フィルムなど薄い素材も折りたためば材質を判別できる。(近赤外線分光法の性質上)黒色が判別できないのは残念だが、約1年半特にトラブルも無く使用できて助かっている」とのこと。現在同社では、想定していたRPF原料受け入れの際の「ぷらしる」活用に加え、RPF製造に回せる原料を増やせるよう、混合廃棄物選別施設での「ぷらしる」活用も進めています。


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