導入事例 - 山本製作所 環境関連機器事業

海岸で採取したプラスチックをその場で材質判別できるため、参加者がプラスチックとの付き合い方を考える良いきっかけになっています。

用途

環境教育におけるプラスチックゴミの材質判別など

業種:その他

導入製品:プラスチック材質判別装置 ぷらしる

型式:PI-100

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1968年(昭和43年)の設立以来、環境分析から環境調査・測定、環境コンサルティングに取り組んできた同社では、これまで培ってきた技術と充実した設備の自社ラボを活用し、環境に関する顧客の課題を解決するため豊富なサービスを提供しています。

CSR/SDGs活動として開催する環境教室では、イベント参加者とともに海岸でプラスチックゴミを回収し、プラスチックゴミの材質が何か調べますが、現場で材質を調査するのは難しい状況でした。マイクロプラスチックの研究分野で材質分析に使用されるFT-IR(フーリエ変換赤外分光光度計)は、一般的に高価であることに加え、精密機器であることや装置の大きさや重量といった可搬性の観点、および電源確保の観点から、野外に持ち出して使用することが困難であるためです。

このような課題に対して同社はぷらしるの採用を決定。タブレットとセンサーをUSBケーブルで接続する持ち運びが容易な装置であるため、野外で採取したプラスチック片をその場で材質判別ができること。また、操作方法が極めて簡便であることから、特別な使用説明をすることなく材質判別を行えるということが決め手になりました。

同社の担当者様曰く「化学分析に携わったことがない人も参加する当社のCSR/SDGsプロジェクトの様な活動においては、参加者自らが測定を経験することに対して、可搬性や操作の簡便性は極めて重要な要素である」とのこと。CSR活動やSDGsプロジェクトは1日限りの活動もあるため、活動当日に採取したその場で材質判別が行えることは非常に大きな利点です。
また、「採取したプラスチック片を、ぷらしるを用いて参加者自身がその場で材質判別することを通じて、自分たちの生活の中でどのようなプラスチックが使われているかを把握し、どのようなプラスチックが環境汚染に繋がり、自分たちはどの様な低減対策を取ることができるか、と言った点を具体性をもって考える事に繋がっている」とぷらしるの教育面での有効性を高く評価してくれています。

海岸でプラスチックゴミを回収している様子

ぷらしるで判別している様子1

ぷらしるで判別している様子2


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